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GMの仕事とキャリア

【ホテル総支配人の仕事】GMの仕事とキャリア

General Manager 佐藤 丈 ホテル・ニッコー泰州 総支配人(2017年当時) 1994年入社(新卒)

海外ホテル、本部勤務を経て、GMとして7年目を迎えています。

私の担当する業務

私は入社後ホテル日航成田で半年間研修をした後、ホテル・ニッコー上海に配属となり3年間ほど従事しました。そのあとホテル・ニッコーハノイの開業準備に携わりました。20代は海外ホテルにて各基本業務の習得した期間となります。30代はチェーン本部で財務、経営企画、運営管理などビジネスとしてのホテル業を経験しました。その後40歳を迎える直前にGM(総支配人)の大役を拝命し現在に至っています。実はこのときは上司に直訴し続けていまして、もしかすると上司が根負けしたのかもしれません(笑)。本社時代にホテルオーナーと直接関わる部門で業務をしていたことで、ホテルGMに求められる知識や経験を目の当たりにしていたことが大きな財産となっていますが、むしろGM職を拝命してからのほうが学びの機会が格段に増え、マネジメントとして7年目を迎える現在も日々勉強です。

ホテル・ニッコー泰州と中国市場

ホテル・ニッコー泰州の外観

ホテル・ニッコー泰州は、2016年4月にオープンした新しいホテルで、中国における展開におきましては12件目となります。場所は上海から北西に位置し車で3時間ほどの距離にあります。四季もあり気候は日本とほとんど変わりません。中国において初の医薬開発特区として設立された「中国医薬城China Medical City」の中心地に立地する初のインターナショナルホテルとして、国際的でかつ日本的なきめの細かいサービスの提供を期待され誘致されました。お客様の多くはビジネスマンで、客室200室、本格和食料理店を含む4レストランバー、大型フィットネスセンターを有する施設構成です。グローバルオペレーターである当社としては、中国市場は重点エリアの一つですが、近年大都市圏は外資を含め成熟化していますので、今後は私どものホテルのように経済規模の小さい、一方で潜在力のある都市に出店することが増えていくと思われます。泰州はその一歩であると言えるかもしれません。

GMの仕事と職務適性

毎年の予算で求められる売上や利益の達成責任はもちろんのこと、ホテル全体の安全性の確保、サービス品質の維持向上、財務的な健全性の確保など多岐に渡ります。特に私どものホテルでは、日本人は私以外に日本料理の料理長が1名いるだけで、残り約250名の従業員は現地スタッフですので、実態を担う現場スタッフの士気高揚、あるいはスキルレベルでの指導や奨励が肝要と考えています。その一方で、ホテル運営の委託を受けているオーナーサイドとの良好なコミュニケーションを図り、オーナーサイドの要望などを運営面に落とし込む橋渡し的な役割も重要です。適性を上げればキリがないのかもしれませんが、やはり全体の目標達成に向けて常に前向きで情熱的な気持ちの持ち主がホテルの船頭として必要と考えます。

佐藤総支配人のある日の一日

8:00  ホテルから15分ほどのマンションから徒歩で出勤、レストラン、フロントを巡回

8:30  オフィスに戻り日報、スケジュールを確認

9:00  部門ごとのブリーフィングに顔出し

9:30  幹部とのブリーフィング後、予め日毎に割り振ったゾーンを一同で館内巡回

10:00 オフィスに戻りデスクワーク

12:00 昼食は主に従業員食堂で試食 レストランのオペレーションをチェック

14:00 部門ごとの引き継ぎ業務に参加 館内巡回 お客様にお声掛け

18:00 夕食のオペレーションをチェック 状況に応じて中国式乾杯に応じるなどお客様対応

20:00 帰宅

GMのキャリアパスと今後の抱負

GMのみならず、ホテル業界全体ではよりグローバルに人材が動いています。特に経験ある総支配人や高い専門性が求められる技術職は、世界中どこでも通用するグローバル人材として活躍できるチャンスが広がっている業界です。実際私自身でもフリーランスのスターGMにお会いしたことがあります。そうなれるのはひと握りの人材かもしれませんが、若いうちから着実にキャリアを積み、その目標に向かって邁進していけば、そこに辿り着ける確率は決して低くないのではと考えます。そんな中、当社のようなグローバルオペレーターにおけるキャリア形成プロセスは、リスクの少ない形でプロのGMを目指せる格好の道筋ではないかと思います。

たとえば、国内外70名余りの全GMが一堂に会する総支配人会議や、同じく年に一度開催される営業会議では、ワールドワイドで最新動向を確認したり、活きた実践事例を共有したりすることもできます。さらに経験の浅いGMにとっては、その後GMとしての経験を積んでいくことも、その後本部スタッフとしてチェーンホテル全体のマネジメントに携わる道も拓けています。私自身はと言えば、現時点ではまだGMという仕事をもっと究めるステージにあると考えています。お任せいただくホテルが変われば、その国の国民性や文化、その土地の地域性も変わりますので、マネジメントのやり方も微妙に異なるかもしれません。まだまだ興味が尽きません。将来ビジョンを明確にもっているわけではありませんが、ホテルの総支配人になることはキャリアの到達点ではなく、それをベースにホテルマネジメントのプロとして更なる可能性を見出していきたい、そう考えています。

※2017年当時のインタビューであり、現在はホテル・ニッコー・バンコクの開業準備室長として活躍しています。

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