My motivation

マネジメントを強化することで、ホテルスタッフが安定して働ける環境をつくり、間接的にお客様を笑顔にしたい

Profileプロフィール

  • 本部
  • 営業本部 マーケティング部
    マネージャー
  • 千田 圭一Keiichi Chida
  • 2015年転籍
    (グループホテルより)
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

Movie動画インタビュー

最先端のマーケティング手法を日本流にして展開中。

  1. レベニューマネジメント(RM)
  2. ホテルの収益構造と戦略
  3. 私のキャリア
  4. 当社の就労環境
レベニューマネジメント(RM)

私の役割は、ホテル収益の拡大に向けて、各ホテルの担当者にこの手法を指導するなど、具体的なサポートを行うことです。レベニューマネジメント(RM)とは、一般に「需要予測を基に、料金・在庫を管理することで収入の最大化を目指す体系的な手法」とされています。RMにおいて大切なことは、日別に予測を持つということなのですが、その予測についても具体的、論理的に算出していく必要があります。その上で、日別に予算との乖離に対してどんなアクションを起こしていくかを検討していきます。しかし、こういった分析や予測を手作業で行い、そのノウハウを自前で修得しようとすると大変な労力が掛かってしまいます。そこで本部からシステムやマニュアルを提供し、さらに運用方法を各ホテルの担当者に指導していく。そのミッションを担っているのが私ということになります。

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ホテルの収益構造と戦略

日本のホテルの収益構造は、従来宿泊で3割、レストラン・バーで3割、宴会で3割という構成比が一般的でした。しかし、時代の先端を行くグローバルホテルグループでは、宿泊が6割から7割、残りがレストランと宴会という変革が起こっています。少子化が進む日本においても、婚礼が減少傾向にあり、会社全体の利益を維持していくには従来に増して、宿泊レベニューの拡大が急務とされています。実は日本のRMは欧米に比べて遅れており、その背景には欧米と日本のマーケットの違いがあるとされています。日本では特定の旅行代理店が大きな力を持っているのに対し、欧米にはこうした力を持ったリアルエージェントが存在しません。そのためホテル側のシステムが合理的にできているのです。日本におけるその構造は今後変わりようがないと思いますので、欧米の進んでいる部分を取り入れつつ、日本独自のスタイルを模索し、整備していくことがとても大切だと思います。個人的には「ベスト・アベイラブル・レート(日毎において最も安い料金)のプライシング戦略に注目しています。今後はそうした世界標準の戦術を整えていき、グループホテル共通で運営していきたいと考えています。 インタビュー画像2

私のキャリア

私はもともとホテルの出身でして、ホテルの宿泊予約部門の長として従事していた時期があります。当時日本におけるRMシステムの大きな変革期を迎えており、そこにおいて偶然そのポジションに就いていた関係で、いろいろな仕組みの勉強をすることができました。これが私の礎になり、現在はこれまでに培った知見をグループホテル全体に広げていく役割を担うことになりました。現在は、当社に入社する新人は必ず現場経験を積み、その上で本部での支援業務につきます。私の場合は先にホテル側に入社したものの、キャリアパス上では新入社員が辿る道と同じということになります。支援業務に携わるにせよ、原則はホテルマン。お客様を笑顔にさせたいと想う、そういう気持ちが一番大切なところです。ホテルマンとしてその道を極める職人になる人もいれば、その裏側でしくみを整える人も必要になってきます。私たち運営会社の本部スタッフはこの裏側の部分ですが、それを以って、再び最前線でお客様に最高のサービスをするという選択もできます。つまりGMと呼ばれる総支配人を目指すということも可能です。

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当社の就労環境

当社はグループホテルを束ねる大きな組織であるものの、組織割がはっきりしています。またその組織同士の横の連携が非常にスムーズな会社だと感じています。就労条件もきっちり整備されていて、実際朝9時に来て、およそ夜7時には誰もいない状況になっています。週の月曜日から金曜日を一生懸命働いて、土日は思いっきり遊びます。非常にオンオフのはっきりした会社だと思います。ホスピタリティ産業、観光産業は、人を笑顔にすることが自分の仕事の糧となる、笑顔の好循環が生まれる素晴らしい業界です。笑顔が大好きな方、是非、私たちと一緒に働いていただければと思います。