Q1.入社動機
前職で培った知見を、ホテル施設全体へ広げたい
前職はグループの関連会社で、ホテルの改修工事や大型客船プロジェクトの調達業務を担当していました。ホテル改修では、営業を継続しながら工事を進める必要があり、様々な制約や運営側の要望を踏まえた調整を重ねる中で、改修工事全体の流れや進め方を実務を通じて習得しました。また、家具やカーペットなど、ホテルで使用されるFF&E(※家具・什器・備品)の品質や仕様に関する基本的な知識もこのときに身につけました。客船プロジェクトでは、FF&Eを中心とした多種多様な物品の調達を担当し、海外メーカーとの協議や輸入手配など、国際的な業務を数多く経験しました。こうした経験から得たスキルをベースに、これまで経験のなかったホテルの施設や運営の分野にも実務として関わり、より発展的な業務に挑戦したいと考え、転職(転籍)を決意しました。
Q2.職務経歴
設計調整から運営支援まで、技術領域を拡張
オークラ東京の立て替えのタイミングでグループ会社内の再開発準備室に出向し、それまでに培ってきた知見を活かしながら、設計者・デザイナー・メーカーとの間の調整役として仕様の決定に関与するとともに、工事側との納品スケジュールの調整など、再開発全体を見据えた調整業務を担当しました。その後、当社の現在の部署に配属となり、グループホテルへの技術支援や新規案件業務に従事しています。既存ホテルへの技術支援では、施設監査や水光熱費レポートの分析を通じて、機械設備に関する知識やホテル運営に係るエネルギー消費に関する理解を深めています。新規案件業務では、オーナーや設計者と図面を用いた協議に加え、各種契約検討にも関わり、幅広い視点で業務に取り組んでいます。
Q3.現在のミッションおよび、業務遂行に必要なスキル・マインドや工夫について
お客様・スタッフの両面から安全性・快適性・運営効率の改善を図る
現在所属している技術企画部のミッションは、グループホテルの安全性・快適性・運営効率を技術面から支え、既存ホテルの価値向上と新規ホテルの円滑な開業を実現することです。既存ホテルに対しては、内装および機械設備の状態、ならびに施設管理体制を確認したうえで、各ホテルが抱える課題の抽出を行っています。改装・修繕に関する支援に加え、エネルギー消費量の調査・分析を通じて、収益性向上に資するサポートを実施しています。これらの技術的支援は、施設の適切な維持管理にとどまらず、ブランド価値の維持にも寄与するものであり、その基盤となる基準については定期的に見直しを行っています。新規案件では、設計図面を確認し、当社がこれまでの運営で培ってきたノウハウをどのように反映させるかを検討します。お客様の快適性とスタッフの動線や管理のしやすさを両立するための改善・提案を行います。加えて、開業準備室の立ち上げ支援など、開業までのプロセス全体にも関わっています。図面や設備仕様を読み解く力に加え、お客様視点と運営者の両方の視点から考える姿勢が求められます。実際の運営でどう使われるかを常に想像しながら、検討することを心がけています。
Q4.現在の業務での面白み、やりがいを感じる瞬間
完成時さらにそこから始まる運営時に味わう達成感
施設面のサポートや新規案件の業務では、ホテルの計画初期から開業、そしてその後の運営まで長期にわたって関わることができます。ホテルは完成して終わりではなく、実際に使われ始めてからが本当のスタートです。その後も継続的に関わることができる点に、業務のおもしろさを感じています。もちろん、新規開業時には大きな達成感を味わえます。一方で、運用中のホテルの課題解決のサポートは、お客様から直接見える仕事ではありませんが、ホテルが安定して運営されている背景に自分の関わりがあると実感できることは、大きな魅力だと思います。
Q5.「おもてなし」を意識して取り組んでいること
目に見えない工夫から心地よいおもてなしを支える
「おもてなし」はサービスといったソフト面だけでなく、施設というハード面からも感じていただくものだと考えています。新規案件の中でも、特に新築案件では、館内の導線や客室内の家具配置などを検討する際、ホテルブランドの違いに関わらず、お客様が使いやすく、心地よく過ごせるかを常に意識しています。私が携わる業務では、図面からどれだけ実際の利用シーンを想像できるかが重要です。こうした細かな配慮の積み重ねが、施設面での「おもてなし」につながっていると考えています。
Q6.今後の目標やビジョン
さらに技術の基礎を磨き、海外展開にも貢献したい
ホテルの施設が時代や環境に応じて進化していくように、自身の知識や考え方も常にアップデートしていくことが重要だと感じています。一方で、設備や安全といった技術的な視点は、時代や国・地域に関わらず普遍的な要素でもあり、その基礎となる考え方や知識を身につけることが欠かせません。今後、更なる海外展開を控える中で、こうした技術的知見を深めることで、既存ホテルの運営支援にとどまらず、グループホテルの拡大により貢献できる存在になることを目標としています。